医者と病院に殺されないための知識ブログ

医療界は現代医学に支配されており、標準治療を受けることが常識とされています。が、それによって多くの命が失われているのです。この事実を日本人に伝えるのがこのブログの目的です。

「近藤誠のがん放置療法は論文として発表されていないから間違い」の嘘



✳️【なぜがん放置療法を論文にまとめないのか】

 近藤医師が「放置療法」という治療法が本当に良いと考えていて、患者さんに広めたいと思うのなら、どうして学会で報告したり、論文にまとめたりしないのでしょうか。「放置療法」は、確かに一部の人には有効かもしれません。それなら、医学的、科学的な客観的データとして公表すべきです。(中略) 


 たとえエビデンスレベルが低くても、貴重な情報であることは変わりありません。どんな治療法も症例報告から始まります。学会発表や論文という形でなければ、医療者は誰も信用しません。いくら文芸誌で独自の理論を声高に唱えても、医療は変わりはしないのです。(中略) 


 だから、本当に「放置療法」が良いと思うのなら、文芸誌なんかで報告している場合ではありません。ただし、今の150人の報告では、どこの医学ジャーナルも受け付けてはくれないでしょう。 


 医学ジャーナルに掲載されるには、「ピアレビュー」といって複数の専門家の査読を通り抜けなければいけません。その際、データに嘘があれば見破られますし、バイアスがかかっている論文は掲載を却下されます。もしかすると「放置療法」に関する論文もすでに投稿したのかもしれません。そして断られたのかもしれません。もし投稿したけれど断られたのだとしたら、そのことを正直に言うべきです。 勝俣範之〈医療否定本の嘘〉より



✔️【反論〈大嘘もいい加減にしろ〉】

 まず……


 「データに嘘があれば見破られて断られる」


 「バイアスがかかっている論文は却下される」


 ……というのが大嘘であることは、ほかの記事にも紹介した胃がんの抗がん剤のペテン論文などで言うまでもないことだと思います。



【近藤誠が論文を発表する必要がない理由】

 次に「がん放置療法が正しいと言うのなら論文にしろ!」という意見。


 これは反近藤派の人間たちが口を揃えて言うセリフの1つです。


 が、これは完全に的がズレています。


 近藤誠のがん放置療法というのは「がんは早期発見・早期治療すればするほど早死にしてしまうから放置したほうがいい」という考えに基づいたものです。


 なぜそう言えるのか?がんを早期発見・早期治療することで寿命が縮みこそすれ、寿命が延びるというデータ的な証拠がないからです。


 詳細はこちらの記事で確認してください。


がん検診を受けることで寿命が延びるという証拠など存在しない


 このように、早期発見・早期治療の有効性を否定する論文が多く発表されており、近藤誠はそれらを根拠にがん放置療法を提唱しているだけなのです。


 よって近藤誠が論文を発表する必要性などないというわけなのです。



【反近藤派がやるべきこと】

 反近藤派の人間たちがおこなうべきことは近藤誠に対して「論文を出せ!」と言うことではなく、近藤誠ががん放置療法の根拠にしている論文をくつがえすことなのです。


 しかし、そのような人間はいまだに現れていず、「論文を出せ論文を出せ」と的の外れたことを言い続けています。本当に残念なことです。



【まとめ】

 ●医学論文に嘘を書いても見破られることもなければ断られることもない。


 ●反近藤派の人間たちがすべきことは、近藤誠ががん放置療法の根拠にしている論文をくつがえすことである。



🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。

がんは3大標準治療では治らない!がん食事療法を知ってください!


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がん治療論争!勝俣範之vs近藤誠編(勝者はあなたが判断してください)目次

「近藤誠のがん放置療法は人体実験」の嘘



✳️【ヘルシンキ宣言】

 近藤医師がそれでもどうしても「放置療法」をしたいのなら、「研究的治療」として第三者の倫理委員会に治療計画を提出し、許可を得るべきです。倫理委員会で許可されていない研究的治療を実際に患者さんにおこなうのは、「人体実験」をしているようなもの。 


 現代医学の臨床研究・臨床試験は、すべてヘルシンキ宣言に基づいておこなわれています。その基本原則の主なものは、次の5つです。 


 ①患者・被験者の尊重 


 ②本人の自発的・自由意思による参加 


 ③適切なインフォームド・コンセントが得られること 


 ④倫理審査委員会の承認 


 ⑤科学的に妥当な医学研究であること 


 「放置療法」が人体実験ではなく研究的治療であると判断されるためには、このヘルシンキ宣言に基づいて、少なくともこの5つの原則に則っているかどうかを詳細に施設の倫理委員会に吟味、承認された上で、適切なインフォームド・コンセントがおこなわれることが必要です。 


 「『放置療法』を選んだ患者さんは自分の意志で選んでいるのだから、いいじゃないか」という主張が成り立つのは、「放置療法」が、患者さんに不利益を与えないような医学研究として、第三者が介在する倫理委員会で認められ、また、患者さんに正しい情報が与えられるような適切なインフォームド・コンセントがおこなわれていればの話。そうでない限り、やはり「放置療法」は人体実験なのです。 勝俣範之〈医療否定本の嘘〉より



✔️【反論〈抗がん剤のタブーを論破できるのか?〉】

 勝俣範之の言い方だと、あたかも抗がん剤治療が患者を尊重し、適切なインフォームド・コンセントがおこなわれた上でされているかのようです。


 ところで抗がん剤というものには、勝俣範之が一切触れていない「闇の部分」が多々あるものなのです。


 詳細はこちらの記事で確認してください。


抗がん剤治療をぜったいに受けてはいけない8つの理由


 私がこの記事で挙げたタブー1つ1つを論破できないようなら、「抗がん剤治療は患者を尊重し、適切なインフォームド・コンセントがおこなわれた上でされている」などとはぜったいに言えないはずです。



【倫理委員会】

 また、勝俣範之の言い方だと、抗がん剤治療は倫理委員会とやらに「がんの有効な治療法」として承認されているようです。


 しかし、前述の〈抗がん剤治療をぜったいに受けてはいけない8つの理由〉で、抗がん剤治療というものががん患者に苦しみしか与えない、百害あって一利なしのペテン医療であることがわかってもらえたと思います。


 そんな組織に近藤誠ががん放置の計画書を提出したところで、承認などされるわけがないのは言うまでもないことです。


 これで勝俣範之の「近藤誠のがん放置は人体実験だ」という批判が、まったく的の外れたものであることがわかってもらえたと思います。


 (しかし、だからといって、近藤誠のがん放置療法が100点満点のベストな治療法というわけではないので、その点は誤解しないでください)。



【まとめ】

 ●勝俣範之は抗がん剤の不都合なタブーを無視して話を展開している。


 ●極悪組織の倫理委員会が、カネの儲からないがん放置の計画書を承認するはずがない。



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「日本の胃がん検診の有効性は症例対照研究で示されている」の真相



✳️【胃がん検診の症例対照研究】

 ではなぜ日本では胃がん検診をおこなっているのかというと、1つ上のエビデンスレベルのデータがあるからです。ランダム化比較試験よりはレベルは落ちますが、エビデンスレベル3の複数の「症例対照研究」(Cancer 1986)で有効性が示されています。(中略) その後、ある地域でアンケートを取って、胃がん検診を受けた人と受けていない人に分けて、その後の転帰を調べる「コホート研究」(Cancer 2003)もおこなわれ、これらでも検診を受けたほうが死亡リスクが少ないという結果が出ています。ちなみに、コホート研究は、検診を受ける群と受けない群にランダムに振り分けるわけではないので、ランダム化比較試験よりかは信頼度は落ちます。でも、“単に発見数と死亡数を並べただけ”のデータよりもエビデンスレベルは上です。 


 これらが、日本で胃がん検診をおこなう根拠となっています。 


 まとめると、「胃がんの発見数は増えているのに死亡数は減っていない」というデータだけでは、「検診は有効ではないのでは?」という指摘にはなるものの、有効性を否定することはできない。日本ではこのデータを上回るレベルのエビデンスがあるから検診を続けている、ということです。 勝俣範之〈医療否定本の嘘〉より



✔️【反論〈症例対照研究の真相〉】

 勝俣範之は症例対照研究というものをあげていますが、これは「ランダム化比較試験よりレベルが落ちる」どころのものではありません。


 症例対照研究とはランダム化比較試験と違い「総死亡数がわからない」という致命的な欠点がある研究方法なため、新潟大学医学部名誉教授の岡田正彦によると、専門家の間ではほとんど相手にされないものだそうです。 


 また、お金、時間、手間暇がとにかくかかるランダム化比較試験と違い、症例対照研究は1人で簡単にできるものなため、不正や捏造がやり放題の「いい加減な研究」として有名だそうです。


 そんなものを根拠にされてもねぇ……。



【まとめ】

 ●勝俣範之が胃がん検診がおこなわれる根拠にと症例対照研究とは、非常にいい加減な研究として知られている。



🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。

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