「支持療法や制吐剤で抗がん剤治療は楽なものになった」の嘘
✳️【外来化学療法】
抗がん剤治療には多くの誤解があります。抗がん剤の印象として、副作用が強く、抗がん剤をやっている最中は、寝たきり状態のようになって、仕事も何もできないのではないのかと思っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、最近の抗がん剤は、通院で治療ができ、抗がん剤治療をおこないながら、旅行に行ったり、仕事をしたり、普通の生活を送れるようになっています。
もちろん個人差はありますが、10年前と比べても、現在の抗がん剤治療は副作用が圧倒的に軽くなっています。 抗がん剤の副作用が軽くなってきた原因は、副作用をしっかりと抑えるいろいろな対処法が進歩してきたことです。抗がん剤の副作用を抑える治療法を「支持療法」といいますが、この支持療法の進歩は目覚ましいものがあります。
抗がん剤の副作用のなかで、患者さんが最もつらいと訴えるものの1つが「吐き気」です。がん患者さんを題材にしたテレビドラマや映画などを見ると、抗がん剤治療中の患者さんは、たいていゲーゲー吐いています。
つい10年くらい前までは、確かにこのような患者さんも多かったのですが、抗がん剤の吐き気を抑える有効な「制吐剤」が開発されたことによって、最近では、抗がん剤で吐く患者さんを見ることはまれになりました。 勝俣範之〈医療否定本の嘘〉より
✔️【真相〈外来化学療法は収益悪化を避けるため〉】
勝俣範之の話が嘘であることを、近藤誠の著書から引用しながら説明します。
現在の診療報酬制度では、短期間で病床を次々に回転させていかないと、病院の収益が上がらない仕組みになっています。 たとえば抗がん剤治療を入院でおこなった場合、1人の患者に長期間ベッドを占有されることになります。それでは収益悪化が避けられません。そこで考え出されたのが、通院しながら抗がん剤治療を受ける外来化学療法だった、というだけのことです。
【支持療法の恐怖】
次に支持療法なのですが、これによって抗がん剤による毒性死が激増すること間違いなしです。
支持療法がなかった頃は、患者が吐き気などの副作用に耐えられなくなると、医師が抗がん剤の減薬や中止を検討していたんです。
いわば副作用が抗がん剤の毒性を知る目安になっていたのです。
しかし支持療法で副作用を抑え込んでしまうと、患者が副作用の苦しみを訴えなくなります。
すると医師は減薬や中止を検討しなくなり、際限なく抗がん剤を投与し続けるようになっていきます。
その結果、抗がん剤に殺される患者がさらに増えるようになっていく、というわけです。
【まとめ】
●外来化学療法は患者のために考え出されたものではない。
●抗がん剤の副作用を抑える支持療法で、抗がん剤で殺される患者がますます増える。
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