「糖質制限はカネがかかる」の嘘
【アトキンス・ダイエットのメニュー一例】
■誘導段階の献立例
●朝食:卵(スクランブルエッグでも目玉焼きでも)
ベーコン、ハム、ソーセージ、カナディアンベーコンのいずれか
カフェインフリーのコーヒーまたは紅茶
●昼食:ベーコンチーズバーガー(パンを除く)
サラダ(小)
ミネラルウォーター
●夕食:シュリンプカクテル(カクテルソースではなくマスタードとマヨネーズで)
コンソメスープ
ステーキ、魚、鶏肉など
サラダ(お好みのドレッシングで)
ゼリー(ダイエットタイプ)に生クリームを添えて
✳️【糖質制限は「カネ」がかかる】
もうひとつ、糖質制限が続かない理由は「経済的な問題」です。
私たち日本人がごはんを主食としてきた大きな理由のひとつは、そのコストにあります。ごはんはお茶碗一杯で30円程度です。東南アジアのほとんどの国も事情は同じでしょう。欧米の人たちがパンやパスタ、南米の人たちがトウモロコシを中心とした食生活を続けてきたのも、経済的な理由が大きいのです。
さらにもうひとつ、手間の問題があります。穀類やイモ類である程度空腹を満たすことができれば、副食は極めて簡単なもので済ますことができます。朝食ならば、ごはんと味噌汁さえあれば、漬物と納豆くらいで済ませることができます。
(中略)ごはんだけでなく、ざるそばやかけうどんなども同じです。
食事は毎日のことだから、安価で手軽であることが大切なのです。(中略)
そのごはんやそば、うどんをやめたら、どうなるでしょうか。私はパンをすすめることはありませんが、朝食の主食としてパンをやめたらどうでしょう。熱量を肉類、魚介類、豆類などで満たすしかありませんが、経済的にも手間の問題にしても、簡単なことではありません。
たとえば、第一章ではアトキンス・ダイエットの本に掲載された、日本人向けのレシピを紹介しましたが、あんな朝食を毎日続けられるのは、よほどお金のある人か時間のある人に限られます。
もしかしたら、朝食はホテルの洋食バイキング、夜は居酒屋に行くという人なら可能かもしれません。いや、現実に年中ホテルや居酒屋に行って、アルコールと十分な肉類、魚介類を食べている人が行っているのでしょう。あくまで、経済的に恵まれた一部の人だけが実行できる食生活です。 幕内秀夫〈世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」〉より
✔️【反論〈アトキンス式糖質制限のどこが贅沢なのか?〉】
「糖質制限はカネがかかる」──果たしてこれは本当でしょうか?
たとえば、糖質制限食の一例として幕内秀夫があげたアトキンス式糖質制限。
あのメニューの中で高価な食材はステーキくらいで、あとは安価な食材ばかりです。作り方も簡単。
アトキンス式糖質制限のメニューを見て「高価な食材ばかりで、作るのも面倒臭そうだな……」と感じる人が果たしているのでしょうか……?
【がんや糖尿病に苦しめられることになった日本人】
また幕内秀夫は「糖質は安価で手軽。だから主食として定着したのだ」と言いますが、仮にそれが本当だったとしても、その変わりに日本人はがんや糖尿病に苦しめられることになってしまったのです。
【朝食のミステリー】
最後に余談を1つ。
幕内秀夫はプロフィールを見ると、なんとあの森下敬一医師のもとで働いたことがあるそうです。
森下敬一といえば、患者にほぼ1日1食をすすめる人です。
その森下敬一のもとで働いていた人が、なぜ朝食というものにこだわりを持っているのか?これは少しミステリーです……。
【まとめ】
●糖質制限はカネがかからない。
●糖質が主食になったために、日本人はがんや糖尿病に苦しめられることになった。
🏥国民病の糖尿病。インスリンなどの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。糖質制限をぜひご検討ください。
糖尿病は標準治療や人工透析では治らない!糖質制限を知ってください!
目次へ
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。