「抗がん剤とサプリメントを組み合わせた治療は予後が悪い」の嘘
✳️【サプリは抗がん剤の効果を弱める可能性がある】
サプリはがんの進行をゆっくりにしたり、死亡率を下げたりするどころか、場合によっては抗がん剤の効果を弱めてしまう可能性が最新の研究結果から示唆されています。
抗がん剤はがん細胞を攻撃することでがんと戦います。その抗がん剤治療中に抗酸化作用があるサプリを飲んでいると、抗がん剤の効果が弱まってしまう可能性があると考えられていました。
そんななか、2019年におこなわれた研究で、乳がんで抗がん剤治療中の患者さんのうち、サプリを飲んでいた患者さんほど、予後が悪いと報告されたのです。
たとえば、ビタミンB12のサプリを治療前から治療が終わるまで服用していた患者さんのほうが、服用していなかった患者さんよりも死亡率が高いという結果でした。 また、鉄剤を服用していた患者さんのほうが、服用していなかった患者さんよりもがんの再発率が高かったとも報告されています。 津川友介/勝俣範之/大須賀覚〈最高のがん治療〉より
✔️【真相〈抗がん剤の毒性を薄めるサプリメントが存在する〉】
標準がん治療に代替医療を補完として組み合わせるものを統合療法といいます。
その補完代替医療の1つにアントロキノノールというサプリメントがあるのですが、そのアントロキノノールを使ったことで抗がん剤の苦しみから救われたという体験談が〈がんを治した人たちが密かにやっていたこと〉という本に多く紹介されています。
〈最高のがん治療〉の著者たちは 「抗がん剤治療中にサプリメントを使うと予後が悪くなったり死ぬこともある」などと言っていますが、まったく逆の結果になるサプリメントも存在するというわけなのです。
【学術誌に掲載されたアントロキノノール】
ちなみにこのアントロキノノールというサプリメントには、がん細胞をアポトーシスに誘導する効果があり……
●2007年のPlanta Medica ●2010年のCancer Chemotherapy and Pharmacology ●2010年のBiochemical Pharmacology ●2011年のMutation Research ●2012年のJournal of Natritional Biochemistry
……など、多くの権威ある学術誌に論文が掲載されました。
【統合療法はもはや常識】
ところで、標準治療とサプリメントを始めとする補完代替医療を組み合わせた統合療法は、先ほど紹介した〈がんを治した人たちが密かにやっていたこと〉の監修者である前山和宏医師によると、アメリカとヨーロッパでは常識になっているそうです。
スローン・ケタリング記念がんセンター、アンダーソンがんセンター、メイヨークリニックなど、全米を代表する病院で統合療法が取り入れられており、アメリカの医科大学の半数以上が補完代替医療の授業をおこなっているそうです。
もはやこの分野を知らないようでは、医師としてやっていけないとまで言われているそうです。
〈最高のがん治療〉の著者である津川友介と大須賀覚は、アメリカの大学で助教授をつとめているほどの人たちだというのに、この程度のことも知らないとは泣けてきます。
【まとめ】
●抗がん剤の苦しみを緩和するどころか、がん細胞をアポトーシスに誘導するサプリメントが存在する。
●アメリカとヨーロッパでは統合療法は常識になっている。
🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。
がんは3大標準治療では治らない!がん食事療法を知ってください!
目次へ
津川友介/勝俣範之/大須賀覚〈最高のがん治療〉26の嘘 目次
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。