「祖先の歯石からデンプンが見つかった。だから祖先の主食は糖質だった」の真相
✳️【祖先の歯石にデンプンがついていた!】
NHKスペシャル「食の起源」取材班は〈「人類700万年の進化」が教えてくれる理想の食事〉の中で次のような主張をしています。
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スペイン自治大学のカレン・ハーディン博士の調査によると、アデーシュ洞窟遺跡で見つかった石器時代の祖先の歯石から30種類ものデンプンが見つかったそうだ。 よって祖先の主食は肉ではなくデンプン(糖質)だったのだ。
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✔️【真相〈根拠として弱すぎる〉】
ほかの記事にも書いたことですが、同じ日本の縄文人でもドングリなどの糖質を主食にしていた人たちと、肉や魚を主食にしていた人たちが存在するのです。
アデーシュ洞窟遺跡で見つかった祖先は、たまたまデンプンを多く含むものをよく食べていたというだけの可能性が高く、スペインのほかの地域に暮らしていた祖先たちもデンプンを主食にしていたとは考えにくい。
その証拠に(国は違うものの)カナダ・北米のイヌイットも、オーストラリアのアボリジニーも、アフリカのマサイ族も、日本のアイヌも肉を主食にしています。
NHKスペシャル「食の起源」取材班はハーディー博士の調査を「人類の祖先の主食は肉ではなく糖質だった決定的な証拠」のように書いているのですが、それ1つだけでは根拠として弱すぎると言わざるをえないでしょう。
【まとめ】
●アデーシュ洞窟遺跡で見つかった祖先の歯石にデンプンがついていたとしても、それだけでは糖質主食説の根拠としては弱すぎる。
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