「抗がん剤治療で乳がんの再発率・死亡率が減る」の嘘
✳️【ランセットに載った決定的証拠】
(前略)このように1期や2期の早期がんと診断されても、がん細胞が血管やリンパ管に侵入している場合があり、その「微小がん」がのちに遠隔転移となって再発してきます。
乳がん、卵巣がん、小細胞肺がん、大腸がんなどの“抗がん剤が効きやすいがん”では、微小がんのうちに抗がん剤でたたくことによって、再発を減らし、治癒率を高めることが明らかに証明されています。ですので、これらのがんでは抗がん剤治療をしっかりとやっていくことが勧められます。
ただし、抗がん剤が100%の人に効果がある、というわけではありません。乳がんでは、これまでの臨床試験の結果をまとめた「メタアナリシス」という解析結果から、術後に抗がん剤治療をすると、しなかった場合と比べて10年後の再発率を8%減らし、トータルの死亡率を5%減らすことが証明されています(Lancet 2012)。
5%は少ないととらえるかもしれませんが、抗がん剤治療をすることによって、12.5人に1人は確実に再発を減らし、20人に1人は確実に死を免れることができると言っていいことになります。 勝俣範之〈「抗がん剤は効かない」の罪〉より
✔️【真相〈メタアナリシスの嘘〉】
新潟大学医学部名誉教授の岡田正彦が〈医者の私ががん検診を受けない9つの理由〉の中で、メタアナリシスのペテンを暴いています。
というわけで、「メタアナリシスによって有効性が証明されました。ランセットにも論文が載りました。チャンチャン」では説得力に欠けるのです。
【近藤誠の〈抗がん剤は効かない〉に載っている話なのだが……】
そもそも近藤誠は〈抗がん剤は効かない〉の20ページに次のようなことを書いています。
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メタアナリシスというのは、複数の試験結果を総合分析して、(標準治療に関する)結論を導く研究方法で、分析結果は論文として発表されます。総合分析というと立派に聞こえますが、分析する研究者が違うと、同じ(複数の)試験結果を分析しても異なった結論になることがよくあり、結論は必ずしも信用できない。「(複数ある)メタアナリシスのメタアナリシスが必要だ」と茶化される所以です。
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勝俣範之の〈「抗がん剤は効かない」の罪〉は〈抗がん剤は効かない〉への反論本のはずだというのに、なぜ近藤誠のこの意見にまったく触れないのでしょうか……?
【まとめ】
●メタアナリシスはほとんど信用できない。
●勝俣範之は〈抗がん剤は効かない〉の中のメタアナリシスに関する記述も無視している。
🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。
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抗がん剤論争!勝俣範之vs近藤誠編(勝者はあなたが判断してください)目次
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