医者と病院に殺されないための知識ブログ

医療界は現代医学に支配されており、標準治療を受けることが常識とされています。が、それによって多くの命が失われているのです。この事実を日本人に伝えるのがこのブログの目的です。

現代医学/製薬業界の不正方法一覧



【か行】

 クラスター単位RCT──ランダム化比較試験(RCT)は本来1人1人をくじ引きで2群に振り分けるものだが、数十人単位、数百人単位で2群に振り分けておこなわれるRCTがまれに存在する。それがクラスター単位RCTである。無論、結果の正確性は著しく低いものになる。



【さ行】

 サブグループ分析──薬の効果が認められなかった場合、“製薬会社のサブグループ”が分析して効果が示された論文を使う。


 サマリー──論文は通常、冒頭に置かれた数百字程度のサマリーを読めば概略がわかるようになっており、【総死亡数の増加】は本文に少し書かれるだけでサマリーには意図的に書かれないことが多い。これを利用して“効果があった”ことにしてしまう。


 症例対照研究──「ランダム化比較試験にはエビデンスレベルで劣るが、複数の症例対照研究で有効性が証明されています」といったことを言う人がよくいるが、症例対照研究は“総死亡数がわからない”という致命的な欠点がある上、1人で簡単にできるものなため、不正や捏造がやり放題のいい加減な研究として知られる。


 ステルスマーケティング──有名タレントや人気スポーツ選手に「自分は●●の医療を受けている」といったことをテレビCMなどで言わせ、それが社会人としての常識のようなイメージを刷り込むこと。


 生死不確認患者──がん治療後の5年生存率は、実は全体の3割の患者のデータから計算されている。あとの7割は生死をちゃんと確認せず、古いカルテを見ただけで生きていると判断される。こうして「高い5年生存率」をでっちあげる。


 ゾロ新薬──すでにある薬の化学構造式を少し変えただけのもの。たとえばメバコール、リピトール、ゾコール、プラバコール、レストール、クレストールといったスタチン系薬剤は、最初の薬のバリエーションにすぎない。



【た行】

 短期間試験──長期間の服用が必要な薬にもかかわらず、臨床的に意味のある結果を得るには期間が短すぎる試験。


 都合のいい部分データ──効果が示された最初の数ヵ月分のみのデータを論文に書くというもの。臨床試験全体の結果を分析すると効果は認められない。


 低用量比較──比較対象となる既存の薬の用量を少なくして臨床試験をおこない、「新薬のほうが効果が高い」ことにしてしまう。



【は行】

 非がん死──ある患者ががんの手術から3年後に脳卒中で亡くなった場合、「3年目までは生存」としてカウントし、4年目以降からは非がん死として統計から除外する。同じように術死、在院死、再切除などをどんどん除外することで5年生存率を高めていく。


 副作用発現率の捏造──ただただシンプルに、メチャクチャ高い副作用発現率をメチャクチャ低くしてしまうというもの。現代医学肯定派との論争での最後の切り札にとっておきたいので具体例はあげない。


 不正確な服用法──既存の薬を正しく服用させず、「新薬のほうが効果が高い」ことにしてしまう。たとえばフルコナゾール(新薬)とアムホテリシンB(既存薬)の臨床試験で、アムホテリシンBが効果が激減してしまう経口投与されたことがある。


 2つの有効結果──FDAに新薬を承認してもらえる条件は、プラシーボより効果が出た臨床試験結果をわずか2つだけ提出すればいい。つまり、100回の臨床試験中、98回が無効に終わっても関係がない。


 分母の絞り──1000人のがん患者(分母)を「すい臓の頭部にできているがん患者」に絞って500人にし、さらに“切除できたすい管がんの患者”に絞って250人にし、さらに切除範囲の広・狭などに分けて100人以下にする。その100人以下のがん患者を対象にした治療成績を「1000人のがん患者を対象にした治療成績」と偽って発表する。当然、治療成績はぐんと高まる。



【ま行】

 メタアナリシス──大規模なランダム化比較試験(大RCT)と並ぶエビデンスレベルを誇るとされるメタアナリシスだが、しばしば不正にもちいられることがある。有意差が認められなかった複数のランダム化比較試験をかき集め、強引に有意差がある研究結果に仕立て上げてしまうのだ。



【ら行】

 リード・タイム・バイアス──がんを早く見つければ見つけるほど、発見が遅れた人に比べて診断がついてからの生存期間が延びるというもの。



【わ行】

 若い研究参加者──高齢者が対象の薬にもかかわらず、研究参加者を若者だけにして臨床試験をおこない、効果があったことにしてしまう。体力があり副作用にも強い若者が研究参加者ならば、そのような結果が出て当然である。



【参考資料】

 マーシャ・エンジェル〈ビッグファーマ 製薬会社の真実〉 


 船瀬俊介〈抗がん剤で殺される〉


 岡田正彦〈医者の私ががん検診を受けない9つの理由〉


 近藤誠〈健康診断は受けてはいけない〉



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