医者と病院に殺されないための知識ブログ

医療界は現代医学に支配されており、標準治療を受けることが常識とされています。が、それによって多くの命が失われているのです。この事実を日本人に伝えるのがこのブログの目的です。

「ロバート・アトキンスの死亡時の体重は117キロだった」の真相



✳️【カリスマ提唱者の「その後」】

 「提唱者みずからがダイエット法に成功すると説得力が強くなる」と私は書きました。それゆえに、提唱者が亡くなると、だいたいブームは終わりを告げます。 


 提唱者の亡きあとは、家族や関係者があとを継ぐケースが多いのですが、必ずと言っていいほどうまくいきません。というのも、みずからダイエット法を編み出し、自身の病気を治した人の言葉だからこそ説得力を持ちます。そうでない人の言葉では、どうしても人々の心に響かないのです。 


 「アトキンス・ダイエット」や「世にも美しいダイエット」の場合もそうでした。 


 アトキンス博士は、2003年に凍った歩道で足を滑らせて転倒し、頭を強打して亡くなりました。72歳でした。亡くなったことでアトキンス・ダイエットは一気に下火になり、アトキンス・ダイエットに必要とされるサプリメントを販売していた会社は間もなく倒産。著書も、少なくとも日本国内では絶版となり、アトキンス博士の名前を覚えている人はほとんどいなくなってしまいました。


 じつは、あとでわかっことですが、アトキンス博士の死亡時の体重は117キロありました。みずからが提唱したダイエットによって一時は70~80キロにまで体重を減らしたはずなのに、亡くなるまでにリバウンドしてしまっていたようです。 


 なぜ、その事実がすぐに明らかにならなかったのでしょうか。 


 あくまでも憶測に過ぎませんが、ダイエット提唱者の体重がリバウンドしたということは、関係者にとって「不都合な真実」だったことでしょう。残された会社の売り上げに影響が出ると考えた人がいても不思議ではありません。なんといっても、アトキンス・ダイエットは「リバウンドしない体質に変わる」ことを強く主張していたのですから。 


 もちろん、亡くなったこととダイエットを直接結びつけることはできません。寿命や病気が食事だけで決まるわけではありませんし、男性で72歳ならば、短命というわけでもありません。ただ、体重が117キロもあったことから、ご本人の主張どおりにはならなかったことだけはたしかなようです。 幕内秀夫〈世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」〉より



✔️【真相〈アトキンスの生前の体重は90だった〉】

 〈まさか!の高脂質食ダイエット〉の著者、グラント・ピーターセンによると、足を滑らせて頭を打ったアトキンスは2週間ほど集中治療室に入り、その間に体がむくんで体重が27キロ増えてしまったそうなのです。


 つまり、足を滑らせて頭を打ったときの体重は90キロだったわけです。


 90キロは痩せているとは言えませんが、100キロオーバーの超肥満というわけではありません。


 よって生前のアトキンスは、糖質制限ダイエットに決して失敗をしていたわけではなかったのです。



【糖質制限はリバウンドを起こしにくい】

 また、幕内秀夫は糖質制限の欠点としてリバウンドというものを強調していますが、実は2012年のNEJMに「糖質制限はダイエット後、リバウンドを起こしにくい」という論文が載ったことがあるのです。


 夏井睦医師のアンケート調査でも、糖質制限を始めた人の中にリバウンドして体重が戻った人など存在しません。



【まとめ】

 ●アトキンスの生前の体重はもともと90キロだった。


 ●糖質制限は正しくおこなえばリバウンドを起こしにくい。



🏥国民病の糖尿病。インスリンなどの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。糖質制限をぜひご検討ください。

糖尿病は標準治療や人工透析では治らない!糖質制限を知ってください!


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