医者と病院に殺されないための知識ブログ

医療界は現代医学に支配されており、標準治療を受けることが常識とされています。が、それによって多くの命が失われているのです。この事実を日本人に伝えるのがこのブログの目的です。

「ビタミンC点滴療法でがんを治すことはできない」の嘘



✳️【有効性が否定されているビタミンC療法】

 自由診療の例として、がんに対するビタミンC療法が挙げられます。


 インターネットで検索すると300件以上の施設(主にクリニック)が見つかります。


 がんに対するビタミンCの効果については古くから数多くの研究がおこなわれており、細胞や動物実験ではある程度効果があることがわかっています。


 実際のがん患者さんに、ビタミンCを投与するグループと、プラセボ(偽薬)を投与するグループにランダムに割り付けるランダム化比較試験も複数おこなわれました。


 5つのランダム化比較試験、322人の患者さんの結果をまとめたメタアナリシスの結果、ビタミンC療法の有効性は証明されませんでした(Oncologist.2015)。


 日本緩和医療学会の『がんの補完代替医療法クリニカル・エビデンス2016年版』でも、がんに対するビタミンC療法は推奨されていません。 津川友介/勝俣範之/大須賀覚〈最高のがん治療〉より



✔️【反論〈メタアナリシスの嘘〉】

 まず「究極のエビデンス」とされるメタアナリシスなるものの胡散臭さは、こちらの記事で確認してください。


「抗がん剤治療で乳がんの再発率・死亡率が減る」の嘘



【体験談】

 では、メタアナリシスが信用できないならなにを信用すればいいのか?


 「体験談」です。


 糖質制限に似た食事法にオーソモレキュラー療法というものがあるのですが、その日本の第一人者である溝口徹医師の〈がんになったら肉を食べなさい〉から引用します。


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 (前略)70代男性で肺がんの患者さんのケースも紹介しましょう。しばらく咳が続き、あるとき血痰が出ます。医者嫌いの方ですが、さすがに血痰が続くために受診したところ、レントゲンやCT検査で明らかな肺がんだという診断が出ました。幸い転移がないため、手術をすすめられましたが患者さんは拒否。家族が心配し私のところへ相談にいらっしゃいました。その頃にはしばらく続いた血痰も収まっていて、患者さんは「俺はやっぱりがんじゃない」の一点張りです。ですが、私とご家族の説得をしぶしぶ受け入れてくれトータル栄養アプローチをすることになりました。


 高濃度ビタミンCの点滴とサプリメントによる栄養補給を始めると、ただでさえ調子がよかった体調がさらに改善し、患者さんによれば「絶好調」の感覚になったそうです。そこでさらに「俺は治った」と確信を持って話されていました。3ヶ月ほど治療をしたのち画像診断したところ、なんとがんが消えてしまっていました。普通であれば予防的にしばらく治療を継続することになります。ところがこの患者さんはもともとしぶしぶと治療を承諾された方で、「画像で消えたのにどうして治療の必要があるのか」と主張され、治療は完了しました。その後1年以上経過していますが、元気に過ごされています。

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【NIHの論文】

 このビタミンC療法の基礎を考えたのは、ノーベル賞を2回受賞したことで知られるライナス・ポーリング博士で、2005年にはアメリカのNIHが「ビタミンCががん細胞を殺し正常細胞には影響しない」という内容の論文をアメリカ科学アカデミー紀要に発表しました。


 NIHは日本でいう厚生労働省に当たる機関であり、アメリカ科学アカデミー紀要も権威性は抜群です。


 〈最高のがん治療〉はオンコロジストという医学雑誌の論文などを紹介していますが、なぜNIHの論文にまったく触れないのかが謎です。



【オーソモレキュラー療法vs標準治療】

 最後にトドメのデータを紹介します。


 オーソモレキュラー療法の創始者であるエイブラム・ホッファーは、オーソモレキュラー療法を受けたがん患者郡と、同じ程度の進行度で標準治療を受けたがん患者郡を15年間にわたって観察したことがあります。


 結果は以下のとおりです。


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乳がん 

 オーソモレキュラー療法─70ヶ月            

 標準治療─3.7ヶ月  


子宮がん 

 オーソモレキュラー療法─99ヶ月       

 標準治療─4.0ヶ月  


卵巣がん 

 オーソモレキュラー療法─16ヶ月       

 標準治療─3.6ヶ月  


肺がん 

 オーソモレキュラー療法─17ヶ月        

 標準治療─2.0ヶ月  


膵臓がん 

 オーソモレキュラー療法─40ヶ月       

 標準治療─2.4ヶ月  


すべてのがん 

 オーソモレキュラー療法─45ヶ月     

 標準治療─2.6ヶ月

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 標準がん治療よりオーソモレキュラー療法のほうが、20倍も長く生きることができるのです。


 それにしても標準がん治療の売りに「5年生存率」というものがありますが、ホッファーのこの研究では5年でも1年でもなく、たったのわずか2.6ヶ月しか生きることができていません。


 まるで話にならないと言わざるをえません。



【アメリカでは違法のビタミンC療法】

 ところで〈最高のがん治療〉によると、アメリカではFDAによって「ビタミンC療法は違法である」と注意喚起されているそうなのですが、それはビタミンC療法が効き目のないインチキ療法だからではなく、がんに効き目がありすぎる正しい療法であるがゆえであることは言うまでもないと思います。 



【まとめ】

 ●ビタミンC療法(オーソモレキュラー療法)は、標準治療より圧倒的に長く生きることができる。


 ●〈最高のがん治療〉はビタミンC療法の都合の悪い事実を無視しまくっている。



🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。

がんは3大標準治療では治らない!がん食事療法を知ってください!


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