医者と病院に殺されないための知識ブログ

医療界は現代医学に支配されており、標準治療を受けることが常識とされています。が、それによって多くの命が失われているのです。この事実を日本人に伝えるのがこのブログの目的です。

勝俣範之の到底信用できないグリベックとハーセプチンの効果紹介



✳️【進行がんでも治る可能性が】

 「グリベック」(一般名:イマチニブ)は、世界で最初に開発されたがんの分子標的剤で、慢性骨髄性白血病の原因遺伝子異常である「Bcr-ab1遺伝子」をターゲットに働く内服の抗がん剤です。「慢性骨髄性白血病」は、従来は骨髄移植をしないと治癒が得られない疾患でしたが、グリベックの登場によって、骨髄移植をしなくても治るようになってきました。副作用も、白血球減少は多少ありますが、従来の抗がん剤ほど強くないので、安全に使用できる薬剤です。 


 固形がんにもグリベックは応用され、「GIST」という消化管にできるがんに効果を発揮することがわかりました。GISTは、それまでは手術以外に有効な治療がない疾患でしたが、グリベックの登場により、進行がんであったとしても、治る患者さんが増えてきました。 


 また、乳がんはハーセプチン(一般名:トラスツズマブ)の登場により、転移再発をしても長期生存が可能となってきました。米国のナンバーワンがんセンター「MDアンダーソンがんセンター」で、転移再発乳がんにハーセプチンを使用した例で、5年生存率が13%から23%に改善したという報告もあります(J Clin Oncol 2009)。 勝俣範之〈「抗がん剤は効かない」の罪〉より



✔️【反論〈グリベックの論文は?〉】

 まず気になるのが、ハーセプチンのほうは論文が載った医学雑誌が紹介されているというのに、なぜグリベックのほうはなにも書かれていないのでしょうか?


 グリベックの論文は?なんという医学雑誌に載ったのでしょうか?



【説得力ゼロ】

 また、ほかの記事でも説明したように、「論文が医学雑誌に載った、データもある、だから正しいのだ」では説得力はないのです。  


 近藤誠は〈抗がん剤は効かない〉の中でインチキ論文の作り方、インチキデータの作り方をこれでもかというほど詳細に解説しています。


 勝俣範之がすべきことはそれらを論破することなのですが、〈「抗がん剤は効かない」の罪〉にはそうしたものが1つとして書かれていません……。



【グリベックの治癒率】

 もう1つ、引っかかることがあります。


 グリベックで慢性骨髄性白血病が治るそうですが、治癒率は何%なのでしょうか?


 もしも10%だとしたら、100人中90人が無駄な治療で苦しむことになるのですが?



【そもそも治癒率と書かれているのか?】

 そもそも添付文書に「治癒率」と記載されているのでしょうか?


 実はベノサイド・カプセルやシタラビンといった白血病の抗がん剤の添付文書には、治癒率ではなく「寛解率」と書かれているのです。


 寛解とは一時的に症状を抑えるだけであり、治癒とはまったく意味が異なります。


 こうした例もある上、勝俣範之はなぜかグリベックの添付文書を出していないので、グリベックで慢性骨髄性白血病が治るという話はおそらく嘘だと思われます。



【まとめ】

 ●勝俣範之の説明には、具体性と説得力がかけらもない。


 ●グリベックで慢性骨髄性白血病が治るという話は嘘だと思われる。



🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。

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抗がん剤論争!勝俣範之vs近藤誠編(勝者はあなたが判断してください)目次