医者と病院に殺されないための知識ブログ

医療界は現代医学に支配されており、標準治療を受けることが常識とされています。が、それによって多くの命が失われているのです。この事実を日本人に伝えるのがこのブログの目的です。

近藤誠の〈抗がん剤は効かない〉はがん患者にとっての福音にはならない



【がん患者にとっての福音、新しい地平】

 近藤誠〈抗がん剤は効かない〉から引用します。


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 「文藝春秋」2011年1月号の拙稿「抗がん剤は効かない」(以下「効かない論文」)の反響は大きく、編集部には、近来にない多数の問い合わせが殺到したといいます。いかにも切羽詰まった患者・家族が多いかを端的に表しているでしょう。その反響に応えて急遽、立花隆さんと対談し(同誌2月号)、一般読者の疑問解消に努めました。 


 しかし、抗がん剤が効かない理由を得心するには、それでも不十分な可能性があるので、悩んでいる患者・家族にさらに詳しい情報を提供することを第一の目的として、本書を書くことにしたわけです。 


 他方で、専門家たちも動いた。「効かない論文」公表の翌月には、「いや、抗がん剤は効く」「近藤は間違っている」などの批判がマスコミを賑わしたのです。 


 これは私の予想を上回る速さだった。というのも「文藝春秋」に、1995年に10回連載したときは、専門家からの反応がまったくなかったからです。翌年、連載をまとめた『患者よ、がんと闘うな』(現在、文春文庫)がベストセラーになって、ようやく反論を得たことを思うと、今回は隔世の感がある。この迅速さは、医者、製薬会社、官僚からなる「抗がん剤ワールド」の危機感がそれだけ強いことを意味する可能性もあります。


 ところで批判があったとはいえ、専門的な観点からは、再反論の必要があるかは疑問です。というのも、批判の内容をよく見れば、専門的知識を備えた読者には、意味がないことが自明と思われるからです(そもそも「抗がん剤は効かない」という一刀両断のタイトルをつけた論文を、十分な根拠・データなしに発表することなどありえない)。 


 しかし事実問題として、批判記事に接した読者の多くは、専門的知識に乏しいため、近藤の主張は間違っているかもしれない、という印象を抱くことでしょう。それではせっかく「効かない論文」を公表した意味がないので、本書で批判に答え、さらに掘り下げて解説することにしました。 


 それゆえ本書の大部分は、なぜ抗がん剤が効かないのか、どうして患者・家族は勘違いしているのか、させられるのか、という分析に当てられています。抗がん剤治療を受けている患者・家族が読む際には、相当な心理的困難に遭遇するでしょう。 


 他方、少しでも抗がん剤に疑問を持たれている方や、止めたいけれども逡巡されている方にとっては、本書は福音になる可能性がある。患者・家族がどう考え、どう行動したらよいかも検討したので、抗がん剤に代わる、新しい地平を見出す方もおられるでしょう。

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✔️【〈抗がん剤は効かない〉は福音にはならない】

 近藤誠は自信満々なようですが、残念ながら〈抗がん剤は効かない〉はがん患者たちにとって福音にはなりません。


 理由は内容が難しすぎるからです。


 〈抗がん剤は効かない〉は私でさえ「7割くらい、なんとか理解できたかな……」という感じです。


 日本国民の大多数が〈抗がん剤は効かない〉を読んでも、「なにを言いたいのかさっぱりだ。やっぱり大多数の医者が受けるようにすすめている抗がん剤治療を受けよーっと」という感じになると思われます。


 近藤誠の〈抗がん剤は効かない〉は、抗がん剤の欺瞞を暴く金字塔的な本であることは間違いないのですが、その難解すぎる内容ゆえ、日本のがん治療の常識をドラスティックに変革するだけのパワーはないと思います。



【洗脳からの脱出】

 しかし、私のこのブログは、かなりの数の(抗がん剤治療を受けようかどうか迷っている)がん患者にとって、大変な福音になったと自負しています。


 私は近藤誠らの本を参考資料に、日本の抗がん剤治療のリーダーである勝俣範之の嘘を「これ以上わかりやすく説明できない」というくらいわかりやすく説明したつもりです。


 私のこのブログとの出会いを機に、日本中のがん患者たちが抗がん剤治療という洗脳から抜け出ることを願っています。


【抗がん剤論争!勝俣範之vs近藤誠編(勝者はあなたが判断してください)】終わり



🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。

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