医者と病院に殺されないための知識ブログ

医療界は現代医学に支配されており、標準治療を受けることが常識とされています。が、それによって多くの命が失われているのです。この事実を日本人に伝えるのがこのブログの目的です。

「民間療法の前に受けた標準治療のおかげでがんが消えた」の嘘



✳️【民間療法でがんが消えたという勘違い】

 (前略)アマゾンで「がん」と検索すると、「私はこの方法でがんを治しました」という内容の本がたくさん出版されていることがわかります。 


 これらの多くには、民間療法などでがんの治療に成功した人の経験談が載っています。 


 しかし、がん本の場合、個人の経験談だけでその治療法がよいのか評価することは困難です。 


 そもそも、多くの方が人生で初めてがん治療を受けるわけで、その治療法が効いたかどうかをほかの治療法と比較できません。 


 その民間療法と一緒に受けていた抗がん剤治療や放射線治療が効いていただけかもしれませんし、がんとはっきり診断されていないのにがんになったと思い込み、最初からがんなどなかったのにがんが「消えた」と思い込んでしまった人の話かもしれません。 津川友介/勝俣範之/大須賀覚〈最高のがん治療〉より



✔️【反論〈2つの可能性が当てはまらないエピソード〉】

 鶴見隆史医師の〈ガン患者とともに命をつなぐ〉からとあるエピソードを紹介します。 


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【症例1】右乳がんⅡA期(女性、昭和58年生まれ。初診時32歳)


 この患者さんは、大病院で「右乳がん ⅡA期」と診断されました。「乳がんのⅡA期」とは、「しこりの大きさが2センチ以下で、腋の下へのリンパ節への転移がある場合、またはしこりの大きさが2.1~5センチで腋の下へのリンパ節への転移がない場合」を指します。


 病院からは「即手術を」と促されましたが、この女性は自然療法(ナチュロパシー)を求めて私のクリニックに来院。当院を訪れるのは一般的な病院では手の施しようのない患者さんが多いのですが、この方の「乳がんのステージⅡA」のように、手術の可能性のあるケースでは手術をすすめることが多くあります。


 ただし、手術後になにもせずに新たな転移がんが再び出現する可能性があるため、2~3ヶ月は徹底的に「スーパー酵素医療」を実践していただき、免疫力のついた段階で手術してもらうよう指導しています。


 この患者さんには、治療①のファスティングと②の食養生と③の最強サプリメント、そして⑥のホルミシス岩盤などをミックスし、しっかりと実践してもらいました。


 3ヶ月後にCTとMRIを実施したところ、ほとんどがんらしきものは、消失していました。手術を延期してもらって、さらに4ヶ月間、「スーパー酵素医療」を続けてもらいました。


 4ヶ月後の結果も同様で、がんは見えなくなったままでした。そこで手術は中止になりました。その後、2年以上経過しますが、がんはいまだに消えたままの状態です。

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 このエピソードは〈最高のがん治療〉が主張する……


 ●民間療法と一緒に受けていた抗がん剤や放射線が効いていただけかもしれない


 ●最初からがんでなかったのに「がんが消えた」と思い込んでしまっただけ


 ……この2つの可能性が当てはまりません。



【トドメのエピソード】

 しかし標準がん治療は受けていないようなので、「そもそも、多くの方が人生で初めてがん治療を受けるわけで、その治療法が効いたかどうかをほかの治療法と比較できません」という主張には反論できません。


 そこで森下敬一医師の〈ガンは食事で治す〉から別のエピソードを紹介します。


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 (前略)私が院長を務める『お茶の水クリニック』には、現代医学に見放され「余命数ヶ月」と宣告された患者さんたちが大勢来院されます。そういった方々に、私は新しい血液生理学をベースにした自然医学による「ガン食因説」のお話をし、その理論に基づいた「ガン食治法」である玄米中心の「自然医食」を指導してきました。その結果、現代医学的療法の侵襲の大小によりますが、8割以上の方がガンを克服して元気に生活しておられます。


 ここでは、その一例をご紹介しましょう。


 長野県在住のAさんは、ひどい腹痛で病院に駆け込んだところ、即、手術となり、上行結腸をすべて切り取ったにもかかわらず、悪性の大腸ガンで余命半年と宣告されました。


 しかし、余命が半年でも、病院は患者さんを自由にはしてくれません。Aさんには25本もの抗ガン剤投与の予定が組まれました。


 2、3本の投与が終わったとき、そのあまりのつらさにAさんは「これはなにかおかしいのではないか?」と感じられたそうです。


 そのとき、親戚の方に私の著書を紹介され、逃げ出すように病院を退院して、『お茶の水クリニック』で受診されました。手術から1ヶ月後だったそうです。当時、Aさんの体の衰弱は激しく、駅からクリニックまでの坂道を、奥様やお義姉様に支えられて、やっとの思いで歩いて来られたと話しておられました。


 しかし、Aさんは、患者さんとしては極めつけの優等生で、食事療法をきちんと実行され、同時に軽い運動も始められた結果、5ヶ月目にはすっかりガンが消えていました。 


 その後もAさんは、玄米中心の自然医食を続けられ、現在も元気に過ごしておられます。


 このAさんのような患者さんを、私はたくさん診てきました。そして、ガンを手術や放射線、抗ガン剤治療でなんとかやっつけようとしながら、その実、患者さんの体力と自然治癒力を奪い、死に至らしめる現代医学に警鐘を鳴らし続けてきました。

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 この話に出てくる大腸がん患者は、標準治療を受けたあとに森下敬一の食事療法を受けたので、「人生で初めて民間のがん治療を受けた」というのには当てはまりません。


 「しかし、手術と抗がん剤治療を受けているではないか。がんが治ったのはそのおかげではないのか?」というアホみたいな反論をしてくる人がいるかもしれませんが、ほかの記事にも書いているように手術にがんが治るというエビデンスも、抗がん剤で大腸がんが治るというエビデンスも一切存在しません。よってそのようなたぐいの反論は通用しないのです。


 これで〈最高のがん治療〉の主張の数々が、まったくのデタラメであることがわかってもらえたと思います。



【まとめ】

 ●がんが民間療法で消えたのは、民間療法が本当に効いたから。



🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。

がんは3大標準治療では治らない!がん食事療法を知ってください!


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