医者と病院に殺されないための知識ブログ

医療界は現代医学に支配されており、標準治療を受けることが常識とされています。が、それによって多くの命が失われているのです。この事実を日本人に伝えるのがこのブログの目的です。

標準がん治療の究極の提灯本〈最高のがん治療〉へ宣戦布告





【書評】「最高のがん治療」を現役医師がレビュー 


【レビュー①】

 評価★★★★★ エビデンスに基づいた現時点での「最も優れたオプション」であるがん治療法を明示した上で、いかに世の中に溢れるがん治療を謳うトンデモ医療や民間療法が有害なものか警鐘を鳴らす、大変信頼できる内容の本と感じた。自分も親族の何人かを癌で亡くしており、もっと早くこの本を読みたかったし、亡くなった人にも読ませたかった。こういった王道かつ本質を指摘した本はなかなか売れないと思うが、現在癌と向き合っている方も、今はまだ予防段階にある人も、すべての人が読むべき一冊だと思う。大変お勧め! 


【レビュー②】

 3人の共著。医療データ分析、腫瘍内科医、新薬開発、と言う異なる専門分野の3人が、健康保険対象になる「標準治療」こそが「最善治療」であることを、ていねいに多彩な切口から説明されていて、とても良い本でした。 手術、放射線治療、抗がん剤治療、の3つに加えて、早期の「緩和ケア」も有用であること、がん診療連携拠点病院でかつ腫瘍内科医(抗がん剤治療の専門家)が在籍する病院を選ぶと良いこと、もとても参考になる視点でした。


【レビュー③】

 お世話になった方の本の再読です。医療従事者じゃなくても分かりやすい。読みやすいし例えが容易なので理解もしやすい。がんはもう先の話でも他人の話でも無いので、予備知識として知っておくには良い一冊。親へも送っておいた。


【レビュー④】

 トンデモがん治療に騙されない為に、大人になってからこの種のリテラシーを高めるのは厳しいのかもしれない。高校くらいで「がん教育」はしてもよいのではないか?格好のテキストになる一冊だと思う。保険収載された「『標準治療』が最も優秀な選び抜かれた最善の治療法であること」は意外と意識もされないという現実がトンデモに引き込まれる原因と考える筆者はまずここを徹底的に理解させようとしてます。HPを例示してインチキの手口まで解説してる。インチキ医療への怒りがこの本を著者達に書かせたのでしょう。


【レビュー⑤】

 「標準治療」とは膨大なデータに裏打ちされたBESTな治療である。このことを丁寧に書いてある本。巻末の参考文献リストは学術論文からインターネット情報、写真週刊誌まで幅広く膨大。今や日本人の2人に1人ががんを患う時代。ストレスのせいではなく、生活習慣に気を配ると少しだけリスクが減らせる。遺伝リスクはごく僅かでほとんどが「偶発的」にできたもの。がんの治療は、がんができた部位だけでなく全身を管理する必要があるそうだ。理解したつもりでも自分や家族ががんになった時に冷静に判断できるかな。その時は改めて本書に頼りたい。 



【〈最高のがん治療〉とは?】

 これ、いったいなんのことかおわかりでしょうか?


 読書メーターに寄せられた、〈世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療〉(以下、最高のがん治療)という本に対する高評価レビューの数々なのです。


 それも今紹介したのはほんの一部に過ぎず、読書メーターには高評価レビューがまだまだ山のように寄せられています。


 ちなみにアマゾンのカスタマーレビューもほぼ同じ状態で、☆2つ以下の低評価レビューは、わずか5%ほどです。


 では、〈最高のがん治療〉とはどういう本なのか?


 簡単に言いますと……


 「標準がん治療こそが最善にして最良!がんはガイドラインどおりに、常識どおりに標準治療で治療すべきであり、それ以外の方法で治療をするとひどい目にあうよ!」


 ……という内容の本です。



【著者たちの華やかな経歴】

 また、著者は3人いるのですが、全員の経歴がこれまたものすごいのです。


 津川友介──医療データ分析の専門家。カリフォルニア大学ロサンゼルス校内科学助教授。東北大学医学部卒業後、ハーバード大学で博士号取得。


 大須賀覚──がんの研究者。アラバマ大学バーミンガム校脳神経外科助教授。筑波大学医学専門学群卒業後、日本で脳神経外科医として脳腫瘍患者の治療に従事したあと、基礎研究者へと転身。


 勝俣範之──日本の抗がん剤治療のパイオニア。日本医科大学武蔵小杉病院腫瘍内科教授、外来外科療法室室長。


 ……〈最高のがん治療〉とはこの3人が書いた本なのです。


 ね!すごいでしょう!


 が──〈最高のがん治療〉信者の方々には申し訳ないのですが、〈最高のがん治療〉は世紀の駄本と言わざるをえません。


 主な理由は「著者の中に勝俣範之が入っているから」です……。


 では、次の記事から〈最高のがん治療〉の中の主張を検証していきたいと思います。


 〈最高のがん治療〉信者たちは、「世の中、上には上がいる」ということを思い知ることになるでしょう……。



🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。

がんは3大標準治療では治らない!がん食事療法を知ってください!


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