医者と病院に殺されないための知識ブログ

医療界は現代医学に支配されており、標準治療を受けることが常識とされています。が、それによって多くの命が失われているのです。この事実を日本人に伝えるのがこのブログの目的です。

「自然分娩より病院出産のほうが安全」の嘘



✳️【自然分娩と病院出産】

 最近では、病院での管理された出産ではなく、自然な出産を望む妊婦聞く。そういう妊婦さんは、病院ではなく、助産所や自宅での「自然分娩」を好む。 


 医学的には自然分娩の定義はなく、陣痛促進剤や帝王切開、吸引分娩などの医療介入がない分娩のことを指していることが多い。いずれにせよ、自然分娩志向は理解できる。不必要な医療介入はないほうがいいにきまっている。普通、病院の出産でも医療介入は必要な場合にのみおこなわれる。 ただ、安全に産めるかどうかは、実際に産んでみるまでわからない。妊婦検診をきちんと受けていてもなお、分娩中に不測の事態は起こりうる。もしもなにかが起こった場合、医師のいる病院内での出産と比較して、助産所や自宅での出産は医療介入が遅れる。たいていの出産は何事もなく終わるし、急変しても病院に救急搬送すれば多くは問題ないだろうが、それでも助産所や自宅での出産にはリスクがあるのだ。海外のデータだが、計画病院出産と比較して計画自宅出産では新生児死亡率が3倍であるという報告がある。日本でも、助産所からの搬送例は死亡率が高いという報告がある。(中略) 医療側から不正確な情報提供しかされない例もある。たとえば、妊娠中から逆子(骨盤位)であることがわかっていたが、「逆子のほうが簡単だ」と言う助産師を信じて助産所で出産した結果、児が亡くなったという事例がある。出産に100%の安全はないとはいえ、これはやむをえない事故ではない。この事例は民事起訴となり和解に終わったが、助産師に過失ありとする原告の主張のほとんどが認められた。「逆子のほうが簡単だ」という助産師の説明は誤りだった。現在の日本助産師会による助産所業務ガイドラインによると、逆子は「産婦人科医が監視すべき対象者」であり、助産所で扱ってはならない。(中略)


【命がけの出産】

 かつて、出産は命がけだった。明治時代(1900年頃)の日本における妊産婦死亡率は、出産10万あたり約400人。出産によって、母親の約250人に1人が死んでいたことになる。また、周産期死亡率については、1950年頃で出産1000あたり約45人であった。赤ちゃんの約25人に1人が死んでいたことになる。これは統計がとられるようになった時代の数字であるから、それ以前はもっと多数の母親や赤ちゃんが死んでいた。 


 産科医療が進歩した現在の日本の妊産婦死亡率は、出産10万あたり4人前後である。100年前と比較すると、100分の1になった。周産期死亡率は、出産1000あたり3人前後である。50年前と比較して、15分の1となった。国際的に見ても、これはすぐれた数字である。かつて高確率で死の危険を伴った出産について、ここまで死亡率が改善したのは、産科医および助産師の尽力のおかげである。ここまで劇的な改善があった分野は、ほかになかなかない。産科医および助産師に対する尊敬と感謝の念に堪えない。 NATROM〈ニセ医学に騙されないために〉より



✔️【真相〈医療の発達によって妊婦の死亡率が減ったという事実などない〉】

 「医療が発達していなかったその昔、出産は女性にとって命がけのものであり、分娩中に命を落とす女性も多かった。しかし、医療の発達によって、命を落とす女性は遥かに少なくなった。医療のとどまることのない進歩に、我々は深く感謝しなければならない」


 ……誰もが1度は、このような話を聞いたことがあるのではないでしょうか?


 しかし、大変申し訳ないのですが、そんな事実はありません。


 それどころかワクチン同様、事実はまったくの逆です。 


 仮にそのような事実があったとしても、せいぜい19世紀から20世紀半ばくらいの間だけのことです。 


 NATROMの言い方だと、1900年頃より時代が遡れば遡るほど妊婦の死亡率が高まるような印象を受けますが、繰り返すように事実はまったくの逆です。



【太古の出産方法】

 人類は何百万年もの間、現在のような仰臥位や半座位という重力に逆らう体位ではなく、東洋ではしゃがんで、西洋では椅子に座って、重力を利用しながら生涯に5人~10人の子供を楽に安全に産んでいました。 


 日本では大昔、妊婦は産屋と呼ばれる場所で、天井から垂れ下がっている力綱と呼ばれるロープを引っ張りながら出産していました。


 それも現在とは違い、6時間も7時間もうんうん唸るようなことはなかったと言われています。 


 現代においても、女子高生が駅のトイレで赤ん坊を産み落としたというニュースをよく耳にしますが、少女たちは産科の専門家でもお産のベテランでもなんでもありません。


 それでも1人の力で難なく産めてしまうのです。


 きっと少女たちは「しゃがむ(または座る)姿勢が産みやすい」ということを本能で悟り、しゃがみながら、または座りながら重力を利用して無事に出産を果たしたのだと思われます。



【産科医たちの陰謀】

 では、いつから出産は仰臥位・半座位になり、帝王切開などの手術がおこなわれるようになったのか? 


 すべての発端は16世紀、ピーター・チェンバレンという外科医が、分娩室に大きな木箱を持ち込んだことからはじまります。


 木箱の中にはピンセットが入っており、チェンバレンはピンセットで胎児をつまみ出す「鉗子分娩」をおこないました。 


 その実態が19世紀に入って広く知られるようになり、外科医の地位と権力に憧れる産科医たちの陰謀によって、いつしか出産は手術の対象にされてしまったのです。 


 妊婦に帝王切開などの手術を施すには、妊婦を意識不明にさせてベッドに縛り付けないといけません。こうして現代医学の余計な介入によるお産の歴史がスタートしたのです。



【帝王切開の恐怖】

 帝王切開をおこなう場合、陣痛促進剤による陣痛誘発が必要となります。人工的に陣痛を引き起こすのです。 


 ところが、陣痛促進剤の副作用は恐ろしく、生まれた子供に肺結核や知的障害が起きやすいと言われます。


 また、帝王切開を受けた女性の半数が後遺症に苦しみ、死亡する女性も存在します。 


 これでわかっていただけたと思いますが、現代医学が介入していない頃の出産のほうが比較にならないほど安全であり、「医学の発展のおかげで出産が楽なものになった」などとは噓八百以外のなにものでもないのです。



【妊婦の死亡率データ】

 最後に。


 NATROMは病院出産より自宅出産のほうが乳児の死亡率が高いと言っていますが、自然分娩が主流のアフリカ・ウガンダより、病院出産が主流のアメリカのほうが、妊婦の死亡率が高いという報告もあります(笑)。



【参考資料】

 ロバート・メンデルソン〈こうして医者は嘘をつく〉


 中村仁一〈大往生したけりゃ医療と関わるな〉


 NATROM〈ニセ医学に騙されないために〉



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