「非浸潤がんを放置すると再発・死亡する」の嘘
✳️【非浸潤がん患者の経過観察】
近藤誠氏の「がんもどき自説」では「非浸潤がんはがんもどき」「上皮内がんは99%がんもどき」と、まるで非浸潤がん、上皮内がんであれば放っておいても問題ないかのようにされています。非浸潤がん、上皮内がんとは、がん細胞が主に粘膜内にとどまっている超早期がんのこと。つまり、早期がんよりも、さらに早い段階のがんのことです。
確かに超早期がんのほとんどは進行せず、非常にゆったりとした経過をたどります。しかし、なかには進行がんになるものもある。だから、「超早期がんは、がんからはずしましょう」なんて話にはならず、やっぱり「がん」と呼ばれるのです。
たとえば、乳がんの非浸潤がんで、治療を受けた方を長期間経過観察した臨床試験もあります。乳房温存手術や放射線治療、術後のホルモン療法を受けた患者さん2612人のその後を調べたところ、18%が乳房内に再発し、そのうち約半数は浸潤がんで、最終的に約3%の人が乳がんで亡くなっていました(Cancer 2011)。 勝俣範之〈医療否定本の嘘〉より
✔️【反論〈医原病にすぎない〉】
これは論外です。
「乳房温存手術や放射線治療、術後のホルモン療法を受けた患者さん……」でわかるように、再発・死亡したのは不要な過剰治療による医原病の可能性があるからです。
【欧米では区別されている】
また、たしかに非浸潤がんは浸潤がんになって命を脅かしますが、マンモグラフィー検診で早期がんの発見数が増えても死亡率が下がらないことから、ほとんどが乳管内にとどまり続けて命を奪わないものと考えられます。
このことから欧米の専門家の間では非浸潤がんをがんと呼ばず、“上皮内新生物”と呼んでがんとは区別しようと言われているのです。
【まとめ】
●再発・死亡した乳がん患者は、不要な治療による医原病が原因と思われる。
●欧米では非浸潤がんを上皮内新生物と呼んで区別している。
🏥国民病のがん。手術などの標準治療で治療するのが常識とされていますが、標準治療は大変危険なものなのです。食事療法をぜひご検討ください。
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がん治療論争!勝俣範之vs近藤誠編(勝者はあなたが判断してください)目次
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